講習会

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量子コンピューティング実践

2025/10/2(木)、10/3(金)13:00-16:00

回数:全6コマ(1日3コマx2日間)

形式:対面

主催:AIC

締切:9/30(火)12:00

演習や具体例から実践的に学び、課題や展望も知ろう!

講習会の概要

本講習会は、「量子コンピューティング入門」で量子計算の基礎を学んだ方、または、それ相当の知識を有する方を対象とします。量子コンピュータのより細かな動作原理や現状、具体的なアルゴリズムを理解することを目的とします。「量子コンピュータ入門」の全体的な復習を短く行いながら、グローバー探索を題材に演習や具体例を通して量子コンピュータをより実践的に学びます。最後に、量子コンピュータにおける課題や展望について触れます。

受講要件

量子コンピューティング入門」で量子計算の基礎を学んだ方。
またはそれ相当の知識を有する方。

形式

対面(日吉協生館2階 AICラウンジ
※録画およびオンライン配信の予定はありません。

持ち物・用意する物

演習できるノートPC(iPadなどでも可)
Googleアカウント(keio.jpのものでOK)

定員

30名
※応募者多数の場合、早期申込締切または抽選となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

講師

服部 智大(理工学研究科 基礎理工学専攻 博士課程2年)※写真下
小川 涼(理工学研究科 基礎理工学専攻 修士課程1年)

各回の実施内容

第1回
量子コンピュータの
動作原理と分類
10/2(木)13:00-13:45
質疑応答13:45-14:00
量子コンピュータはゲート型、アニーリング型に分類できます。本講義では、それぞれの動作原理の違いやその応用先の違いについて大まかに説明します。その際に、量子コンピュータの変遷やその投資状況などから量子コンピュータが注目されている技術の一端であることを学びます。
第2回
量子コンピュータの
研究状況
10/2(木)14:00-14:45
質疑応答14:45-15:00
本講義では、量子コンピュータの研究状況を知ることを目標にする。本講義からゲート型量子コンピュータに話題を絞って進めます。ゲート型量子コンピュータ研究においては、「Fault Tolerant Qunantum Computer: FTQC」と呼ばれる将来的に理想的なゲート型量子コンピュータに対する研究と「Noisy Intermediate-Scale Quantum: NISQデバイス」と呼ばれる現在実現している中規模なコンピュータに分類されます。それぞれの研究状況を俯瞰し研究状況の観点からも理解を深めます。
第3回
量子計算の基礎
10/2(木)15:00-15:45
質疑応答 15:45-16:00
量子コンピュータ入門で取り扱った量子計算の基礎を全体的に復習します。本講義の内容は第4回 、第5回で取り扱うグローバー探索を理解する基盤となる重要な内容です。
第4回
グローバー探索
アルゴリズム1
10/3(金)13:00-13:45
質疑応答13:45-14:00
これまでに学んだ内容を踏まえて、量子コンピュータにとって実用的なアルゴリズムの一例であるグローバー探索について学びます。この量子アルゴリズムは古典的なアルゴリズムよりも効率的であることが知られており、量子回路の実装も比較的容易であることがわかっています。本講義は、FTQCを前提としています。
第5回
グローバー探索
アルゴリズム2
10/3(金)14:00-14:45
質疑応答14:45-15:0
第4回の続きを行いグローバー探索アルゴリズムの理解を深めます。
第6回
量子コンピュータの
課題と展望
10/3(金)15:00-15:45
質疑応答 15:45-16:00
第4、5回でFTQCを前提とした量子アルゴリズムについて学びました。本講義では、FTQCの障壁となるノイズについて触れながら、FTQCの実現に向けた課題を説明します。また、ノイズに対処するための誤り訂正について触れて、本講義をまとめま

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2025年9月25日(木)、9月26日(金)
13:00〜16:00
全6コマ(1日3コマx2日間)

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