講習会
for 塾生
募集終了
5/20(月)6限、5/27(月)6限、6/3(月)6限
回数:全3回
形式:対面
主催:AIC
21世紀に入り、人工知能の進展が注目され、様々な分野での実用化が始まっています。
期待値が高まる一方で、現実に活用されている部分との乖離も見られます。本講習会では、
医学・ヘルスケアに携わる学生の皆さんのみならず、広くこの分野に興味を持たれる学生を
対象に、 AI/DataScience の医療・ヘルスケア領域への適用についてレクチャーします。
講習会を通じて、医療分野でAI技術がどのように使われているのかを正しく理解し、将来
的なAI技術の医療分野への活用について、考えることができる人材となることを目指しま
す。
※本講習会は3回で1セットであり、できるだけ3回すべて受講されることをお勧めします。
また、受講生との対話の機会を持ち、理解を深めるため対面で行います。
AIの定義、歴史的背景や、AIを支える情報処理を概観します。
AIの進展の歴史から、AIの最新状況を紹介します。現在第三次ブームと呼ばれています
が、さらに新しいテクノロジーが研究開発されており、それらの進展は、大変すさまじい勢
いで進んでいます。ChatGPTは、最新の話題として注視されています。それらのヘルスケ
ア・医療分野への適用や研究が進んでいますが、その応用を考える上で、まずは、AIの基
礎を学びます。
医用画像へのAI適用、自然言語処理技術と医療への適用可能性について学びます。
深層学習の進展に伴い、画像処理技術の一つとして、医療分野への応用が加速しています。
レントゲンをはじめ、CT、MRIなどの画像による読影診断において、AIが医師や技師の
能力を上回る実績が報告されるようになり、実用化が始まっています。その特徴と今後の進
展について、展望をみていきます。
ヘルスケア・医療に関する知識は、学問としての文献、論文、医療レコード(電子カルテ
など)など、大量なデータとして蓄積されています。これらのデータ量は、人間の能力を超
えはじめており、ここに自然言語処理技術を活用することで、様々な支援が可能となります。
AIを医学に適用する際の法的・倫理的な側面を概観します。
ヘルスケア・医療分野へのAIの適用は、その特質から、様々な法的・倫理的側面での検
討が必要となります。一方、AIテクノロジーの進化・進展は、それらの検討の進展に比べ
てはるかに速く、法的・倫理的側面は足枷のように見られることがあります。ここでは、ど
ういう課題が生じているのか、どのようにこれからの進展を考えていくべきかを、見ていき
ます。
また今後、ヘルスケア・医療のDXを目指すうえで、AIテクノロジーは欠かせない技術
です。遠隔医療や新しい診断支援、他産業との連携による新サービス、介護・ヘルスケアで
の職員の支援や、予防医療・行動変容につなげるガイド支援など、様々な可能性が控えてい
ます。これらの展望を概観します。