講習会

for 塾生

募集終了

フィンテック入門

2024.3.28 (木) 13:00 - 18:00

回数:全1回

形式:対面

主催:AIC

(1)講習会の目的・内容

『お金』が変容し、真の『Internet of Money』が登場するのか?「コスト高、非効率、相互運用性の欠落、不透明なシステムによる中央集権的な金融の独占を終わらせる」という革新的なストーリーからスタートしたビットコイン、支えるブロックチェーン技術の登場。この技術からWeb3.0/DeFiの大きなうねりが生まれました。そして、2024年1月10日にビットコインのETFがアメリカSECの承認を受け、今後さらなる進展が期待されます。

本授業では、Web3.0/DeFiを理解するための基礎的な金融理論やフィンテックの背景からスタートし、最新のWeb3.0の金融領域のビジネスモデル、金融技術について学びます。

※教科書(講師推奨の本です、講習会前に読んでおくと理解が深まります)

「フィンテックの経済学:先端金融技術の理論と実践」 単行本 – 2019/8/23

嘉治 佐保子, 中妻 照雄, 福原 正大

慶應義塾大学出版会

(2)内容

①WEB3.0における金融基礎

金融を司ってきたのは、高い「信頼」を社会から得た中央集権的な金融機関でした。しかしながら、フィンテック革命が進み、フィンテックベンチャー企業が決済や資産運用機能を担うようになってきています。ただし、このフィンテックベンチャーは、依然として信頼を核とした中央集権的な仕組み(含:プラットフォーム)を利用。この中央集権的な金融に風穴を開けたのがビットコイン、これを支えるブロックチェーン技術で、この歴史的な背景と、基礎的な技術、応用事例を学んでもらいます。

 

②WEB3.0における金融応用‐DeFi, IEOなど

ブロックチェーンは時代とともにビットコインから独立し機能を拡大、スマートコントラクトなど様々な新しい技術につながりました。このスマートコントラクトを基礎として、WEB3.0時代の金融の形であるDeFi(Decentralized Finance)が生み出されました。今回はWEB3.0時代の金融の基礎知識を理解し、具体的なフィンテックベンチャーのケースを学ぶことで、WEB3.0時代にフィンテック企業をする可能性を探ってもらいます。

③Token Engineering 

WEB3.0の理想形であるDAO(Decentralized Autonomous Organization)、及びDAOを支える暗号資産であるトークンの役割を議論します。このトークンはInternet of Moneyと呼ばれ、価値観を共有し行動変容を促すコミュニティ運営の核となります。具体的な事例もまぜながら、DAOとトークン経済圏について学びます。

④グループ発表

WEB3.0/DAO領域での起業案をグループで考えてもらいます。

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