活動報告
2025.07.29 written by AIC企業企画
2025年7月4日に開催されたICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)国内予選において、慶應義塾大学のチーム「Rinshan Solution」が全国約350チームの中で1位通過を果たし、本学として初となる国内予選優勝を達成しました。
ICPCは、大学生を対象とした世界最大級のプログラミングコンテストで、制限時間内に複数の難問を正確かつ効率的に解く能力が求められます。
今年度は慶應義塾大学から11チームが出場し、そのうち2チームが予選を突破。2025年12月に横浜で開催されるアジア地区大会への出場権を獲得しました。
中でも「Rinshan Solution」は、出題されたすべての問題をわずか1時間31分で解き切るという高い能力を発揮し、国内予選をトップで通過しました。慶應義塾大学チームの国内予選優勝は、今回が初めてとなります。
この結果の背景には、AICによる競技プログラミング講習会の継続的な取り組みがありました。本講習会では、実践形式のバーチャルコンテストに加え、各問題に対する丁寧な解説やヒント、実装例の提供を通じて、参加学生の着実なスキル向上を支援してきました。今回優勝したチームには、講習会の講師としても活動していた学生が所属しており、学生同士の学び合いと挑戦の積み重ねが、今回の成果へとつながりました。
予選を突破したチームは今後、アジア地区大会(横浜)を経て、アジア決勝(台湾)、そして世界大会へと挑戦を続けていきます。
学生たちの今後のさらなる飛躍に、ぜひご注目ください。
・優勝することができてとても嬉しいです。今後もチームで沢山練習をしたり、一人で沢山問題を解くことでより強くなって、12月に開催される横浜大会でまた良い結果を出すことができるように頑張っていきます。
・今回の結果は、とても嬉しいです。一方で、自分なりには最善を尽くしたものの、チーム内の動きとしてまだ未熟な部分があると痛感しました。大会はまだ続くので、引き続き気を引き締めて頑張りたいです。
AICの競技プログラミング講習会はAIC設立時から力を入れている活動の一つです。当初数年間は堀豊先生に講師をお願いしていましたが、ほどなく学生が講師を担う形態へと移行し、学生が学生に教える象徴的な活動として着実に発展してきました。今回は、AICラウンジという明るい雰囲気の中で、全11チームが真剣に、果敢に、そして和気藹々と取り組んでいる姿が印象的でした。また、制限時間の約半分で全問を解き終えるチームが現れるという快挙の瞬間に立ち会うことができ、本当に驚き、嬉しかったです。学生諸君の更なる飛躍に期待しています。
ICP国内予選の結果はこちら