活動報告
イベント
2025.08.01 written by AIC企業企画
2025年7月5日(土)、AICインターンシップ生向けワークショップ「『システム×デザイン思考』でバイアスに囚われずイノベーティブに考える」を開催し、11名のインターンシップ生が参加しました。AIC代表の矢向先生、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の五百木先生、中田先生、伊藤先生のご協力のもと、「システム×デザイン思考」の基本を学び、創造的に課題解決に取り組む力を養いました。
参加者は2チームに分かれて複数の演習に取り組み、多様なメンバーとの協働や、普段と異なる思考法への挑戦を通じて、バイアスへの気づきとイノベーティブな発想を体験しました。また、異なる業務に携わるインターン生同士の交流の場としても貴重な機会となりました。
ワークショップでは、チームビルディングや創造的思考の実践、価値の深堀りといった複数の演習を通して、段階的に思考を進化させていく構成となっていました。各演習は、メンバー同士のコミュニケーションを活性化し、制約の中で柔軟に考える力を養うものでした。
また、ある課題に対して自由な発想でアイデアを生みだし、それを構造化・可視化する工程を通じて、考え方の枠組みや発想の広がりを体感する機会となりました。価値創出の視点では、ステークホルダーにとっての意味や利点を深堀しながら、社会的・経済的・感情的価値のつながりを分析し、実装に向けた視野を持つことができました。
最終的には、演習で磨いたアイデアとその背景にある価値を短時間で発表する場が設けられ、相互にフィードバックし合うことで多くの刺激と学びを得ました。
・インターンシップ生同士で交流する機会がこれまであまりなかったため、今回の取り組みは非常に貴重で、多くの刺激を受けることができました。CVCAを用いたステークホルダー間の価値の流れの可視化は、これまでに経験のない新鮮なもので、次々と生まれるアイデアの量とスピードには驚かされました。
・これまで何となく行っていたアイデア出しやブレインストーミングを、システマチックに実践でき、大変良い経験となりました。イノベーションはこうやって生まれるのか、と少し理解できた気がします。8時間があっという間に感じるほど、充実した時間でした。
本ワークショップを通じて、参加者は「システム×デザイン思考」の基本的な考え方や手法を体験的に学び、バイアスにとらわれず創造的に課題へ向き合う姿勢を身につけました。チームでの協働や意見交換を通じてインターンシップ生同士のつながりも深まり、今後のAIC運営をより円滑に進めていくための良い機会となりました。今回得られた学びや気づきは、今後の大学での研究活動やAICでの業務に活かしていきます。
最後に、本ワークショップの開催にあたりご協力いただいた、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の五百木先生、中田先生、伊藤先生に心より御礼申し上げます。
集合写真