活動報告

イベント

AIC主催イベント第1回 「AICキャリアラボ コンサル回」 を開催しました

2025.06.17  written by AIC企業企画

2025年度第1回となるAICキャリアラボを5月19日(月)に開催いたしました。今回のテーマは「コンサルティング業界」。70名以上の申し込みを受け、最終的に53名の学生が出席いたしました。イベントには、3社をお招きし、企業紹介・パネルトーク・座談会を通じてキャリアについて学生が考える場を提供していただきました。

イントロダクション(椎名先生)

冒頭では椎名先生より、コンサルティング業界の全体像や近年の市場成長、働き方の特徴、そして新卒・中途のキャリアパスの違いなどについてご説明いただきました。まず、コンサルティングの語源が「con(共に)+sedre(座る)」であることが紹介され、「クライアントと共に考え、解決に向けて伴走する」というコンサルティングの本質に触れ、コンサルタントが果たす役割や魅力について深く掘り下げられました。特に、「課題解決力」や「価値の共創」といったキーワードを軸に、コンサル業界が今後も成長産業であり続ける背景について説得力のある解説がありました。この解説は、参加学生たちの関心を最大限に引き出す導入となりました。

企業紹介セッション

続く企業紹介パートでは、業界を代表する3社のご担当者様から、各社の特徴や取り組み、コンサルタントとしてのキャリアの魅力についてお話しいただきました。

  • INTLOOP株式会社(東條様)
    戦略系ファームとしての事業展開や、5万人超のフリーランスネットワークを活かした柔軟な事業体制、AI領域での挑戦など、先進的な取り組みをご紹介いただきました。
  • PwCコンサルティング合同会社(藤田様)
    専門領域×業界別に組織を構成するユニークな体制や、AIデータサイエンスの実務的な活用についてお話しいただきました。
  • EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(山本様)
    「新たな価値の創出」にこだわる姿勢や、パーパスドリブンなビジネス展開、生成AIを活用した人中心の価値創造の在り方についてご紹介いただきました。

INTLOOP株式会社 東條様による講演
真剣にメモを取る学生たち

パネルディスカッション(ファシリテーター:竹中氏)

ビズリーチキャンパスの立ち上げを手がけた竹中氏をファシリテーターに迎えたパネルディスカッションでは、登壇企業の皆様が、それぞれのご経歴やコンサル業界に入った動機、実体験を基にしたキャリアの選び方、AIとコンサルティングの関係、社会におけるコンサルタントの役割など、多角的な視点でパネルトークを展開しました。

「今の時代、いかに問いを立てるかが重要」「生成AIだけでは解決できない部分を埋めるのがコンサルのミッション」「課題解決を通して社会貢献につなげる」など、現場で活躍するプロフェッショナルの言葉が、学生の心に響いていました。

また、「自分に合った会社を見極めるためには、面接やインターンシップだけでなく、カジュアル面談やOB訪問なども活用すると良い」といった実践的なアドバイスも数多くお聞かせいただきました。

パネルセッションの様子

座談会

イベント後半には、学生と企業の皆様が軽食を囲みながら気軽に交流できる座談会が開催されました。現場で活躍する社員の方々から、入社のきっかけや学生時代の経験、実際の業務でのやりがいなど、よりパーソナルなエピソードを伺うことができ、学生にとって非常に貴重な時間となりました。

活発な質疑応答が続き、同じ業界を目指す学生同士がつながりを持つ良い機会にもなりました。

座談会の様子

総括

今回のキャリアラボでは、業界の「リアル」に迫ることができる非常に濃密な時間となりました。業界全体の構造から、個々の企業の事業体制、そして現場のリアルな声まで、多層的な情報に触れることで、学生たちは「自分の将来」と向き合う視座を大きく広げることができたのではないでしょうか。

ご登壇いただいた企業の皆様に心より感謝申し上げます。AICキャリアラボでは、今後も多様な業界・企業と学生をつなぐ機会を提供してまいります。

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