活動報告
イベント
2025.04.14 written by
2025年2月27日にNEC×AICのコラボイベント「次世代の”学び”を考える!AI共創ワークショッ プ!」をオンライン形式で開催しました。
本イベントでは、慶應義塾大学AIC Fellowの田原氏が提唱するアイデア 創出メソッド「デジタルファシリテーション」を学び、その考え方を用いて学生とNEC社員混合チー ムで、アイディア創出コンペを行いました。
【デジタルファシリテーション講義の様子】
最初に、AIC Fellowの田原氏により、デジタルファシリテーションに関する講義が行われました。 講義は、参加者同士がインタラクティブなコミュニケーションを積極的にとる形で進められ、講義中は活発な質問や意見交換があり、それによって参加者の理解度が深まりました。
<AIC Fellow田原氏によるデジタルファシリテーション講義の様子>
<AICインターンシップ生の田中さんが全体の司会進行を担当>
【ワークショップの様子】
ワークショップの前半では、学生とNEC社員混合チームで「AIによって教育はどのように変わるか」
をテーマにMiroを活用してブレストを行いました。
チームによってブレストした内容のグルーピ ングや構造化の手法が大きく異なり、参加者同士が刺激を受けあいながら議論しました。参加者は、デジタルファシリテーションの講義で学んだ”発散”と”収束”を体験し、アイデアを構造化して相互関係を考えることに取り組みました。
ワークショップの後半では、「AIやロボットが生活に溶け込む2030年に、どのような人材が求められ、どのような”学び”が必要か」について、MiroやAIツールを活用しながら活発なアイディアの”創発”、”発散”と”収束”が行われました。
<Miroを使ったワークショップの様子>
【コンペティションの様子】
コンペティションでは、全4チームがワークショップで話し合った内容について発表しました。チー ムで話し合った内容をAIを活用して確認したり、新たな視点を得たり、AI同士を議論させることで 新しいアイディアを出したり、チームごとに趣向を凝らしたアプローチと結果について発表が行われました。
【ワークショップの結果】
優勝 Cチーム 岩間 和孝、志村 典孝、福田 賢史郎、安島 芽生
準優勝 Aチーム 石古 捷人、岡田 直也、今井 綾香、寺田 隼 (※敬称略)
【コンペティションの審査員の皆様】
孝忠 大輔様 日本電気株式会社 アナリティクスコンサルティング統括部長
椎名 茂様 マーヴェリック株式会社代表取締役CEO 慶應義塾大学理工学部訪問教授
田原 真人様 AIC Fellow
【参加者のコメント】
・社会人の方々と活発なディスカッションができ、講義も大変学びになった。
・短い時間だったが、NECの方ととても濃い議論をすることができた。
・「解釈は大切で多様。だからこそ創発のためのファシリテーションが重要」という考え方を学ばせていただいた。
・これまで、オフライン or オンライン、同期 or 非同期のツールをどうやって使い分けるか考えていたが、これらを統合したデジタルファシリテーションの概念を知り、考え方を変えるきっかけになった。
・(デジタルファシリテーションの)概念自体は難しいが、イベント終了後に、デジタルファシリーテー ションとはこういうことなんだなという納得感がありました!
【謝辞】
本イベントの運営にご協力いただいたNECの長谷川 史子様、伊藤 千央様、伊藤 宏比古様 藤重 京子様をはじめ、多くの皆様の多大なサポートに心から感謝いたします。
◆慶應AIC代表・教員・オフィス
矢向 高弘、小林 真里、河野 文雄、浜中 由紀
◆運営学生
田中 励雄、安島 芽生、藤方 琴恵