活動報告
Event
2025.02.24 written by
住信SBIネット銀行と慶應AICがコラボし、2025年2月6日に「金融×テクノロジー 生成AIを活用したビジネスプランコンテスト」を開催しました。
参加人数は15人(4チーム)で、理工学部、経済学部、商学部、文学部など、幅広い学部の1年生から修士課程の学生がチームを組み、アイデアソンに臨みました。
★前半セッション
まず、住信SBIネット銀行の酒井 剛士様より、同社の取り組みについてご説明いただきました。デジタルバンク、モーゲージ、BaaS、THEMIXといった事業内容について実例を交えながら解説いただき、イノベーションの軌跡やそれによる業績向上についてもお話しいただきました。また、AI活用によるコスト削減を通じて「○○レス」を目指していく戦略や、今後の成長ビジョンについてもお話を伺うことができました。
続いて、データサイエンス部の方より、最先端テクノロジーの活用事例についてご講義いただきました。生成AIを活用した住宅ローンシステムやチャットボットシステム、データサイエンス部の業務内容に関する説明のほか、実際に金融データを用いたプログラミングやモデル開発の事例についてもご紹介いただきました。銀行を超えた「テックカンパニー」として社会課題の解決を目指す企業精神についての理解が、より一層深まりました。
★後半セッション
参加学生は4チームに分かれ、「住信SBIネット銀行のビジネスにおける生成AIの活用」をテーマに、約1時間のグループディスカッションを行いました。各チームには住信SBIネット銀行の社員の方が加わり、アイデア創出のサポートをしてくださいました。
学生たちは日常の生活や社会課題について議論し、Z世代の視点を活かした生成AIの活用アイデアを模索しました。社員の方からフィードバックを受けながら、発表に向けたスライドを作成し、各チーム5分間で考案したビジネスプランを発表しました。
短時間のディスカッションでしたが、どのチームもアイデアを分かりやすくスライドにまとめ、発想力に富んだオリジナリティーあふれるプレゼンテーションを発表しました。各チームからの発表後、住信SBIネット銀行の松本会長をはじめ、社員の方々に講評をいただきました。実際のモデリングにおけるスコアリング指標設定の難しさや社会課題解決と利益向上のバランスについて、貴重なフィードバックを直接いただくことができ、学生にとって非常に学びの多い機会となりました。
その後の懇親会では、プレゼンテーションの成績が発表され、優勝チームには素敵な商品が贈呈されました。学生は住信SBIネット銀行の方々とのコミュニケーションを通じて、仕事のやりがいや企業文化について理解を深めることができました。
■1位 Cチーム 「家の画像から不動産鑑定サービス」
■2位 Aチーム 「誰でもプライベートバンカー」
■3位 Bチーム 「将来の生活をデザインする住宅サービス」
住信SBIネット銀行の酒井剛士様、大石尚弘様を初め、多くの皆様の多大なサポートに心から感謝いたします。
慶應AIC関係者
・運営委員 矢向高弘、小林真里
・AICオフィス 河野文雄、浜中由紀
・運営学生 關琥太郎、高木伶衣子、小林可奈